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東北文化学園大学フォーラムを開催しました

イベント
 去る10月6日、仙台駅前のアエル30階を会場に今年で23回目となるフォーラムを開催しました。このフォーラムは、広く一般市民の方を対象に本学の教育?研究の特色を活かし、皆様と情報を共有することを目的として開催しています。


 今回のテーマは「誰もが活き活き暮らせる地域社会を目指して~若年性認知症当事者からのメッセージ~」と題し、39歳で若年性アルツハイマー型認知症の診断を受け認知症の当事者団体「日本認知症本人ワーキンググループ」にも関わる丹野智文氏を講師に迎えました。「認知症になることは不自由になることではない!」と題し自らの体験を基にした丹野氏のお話に、満席となった会場の皆様は熱心に耳を傾けていました。「認知症だからといって本人ができることを奪わないで欲しい、『できた』ことが自信に繋がり、症状の進行を遅らせることができる」という丹野氏の言葉が印象的でした。


 続いて、本学教員で作業療法士の香山明美教授から「作業は人を元気にする~誰もが持っている力を活かした街づくりの提案~」を、同じく作業療法士の矢萩未来講師から「認知症になっても楽しく暮らすコツ~工夫することは活きること~」と題した講演を行いました。


 フォーラムに参加した方々からは「認知症本人の話なので心に染みた」「認知症になっても怖くない、そんな気持ちにさせられた」「身近な問題をわかりやすく資料にもまとめられており、後々の参考になる」などの感想が寄せられ、大変盛況なフォーラムとなりました。

 東北文化学園大学フォーラムは、2025年も秋に開催を予定しています。講演テーマが決まりましたら大学ホームページでお知らせしますので、皆様もぜひお越しください。